Magic Lantern
- ikufumi
- 2018年12月14日
- 読了時間: 2分
マジックランタン。幻燈機。
予め断っておくと、このMagic Lanternや一眼ムービーに限界を感じた方は、既にSONYやシネマEOSなど上位に移行しているはずだ。
Magic Lanternとは、Canonのカメラを機能拡張するソフトで、SDまたはCFカードにインストールして使う。カメラ本体には格段改造を施さないが、ファームウェアのバージョンが適合してなくてはならない。開発は企業ではなく世界の有志?であり、フォーラムで形成されている。
Magic Lanternはインストールしてあるカードを元に起動するので、Magic Lanternがインストールしてあるカードを別途用意するだけである。ちなみに日本語表示に対応していない。
私はこのソフトがないと、EOSでのムービー撮影はできない。
Magic Lanternをインストールすると、基本的に大幅にムービー関連の機能が拡張する。
・フォーカスピーキング
・ゼブラ
・インターバルタイマー
・クロップマークス ・音量レベル、センサー温度表示など
・ムービーRAW撮影
上記の機能だけでも魅力的。
一方、SONYやPanasonicはムービーカメラ専門なので、ムービーカメラには当たり前の機能とも言える。
Magic LanternはCanonカメラの潜在機能を引き出す為、操作の安定性を犠牲にしている箇所もあり、リスクはゼロとは言えない。フリーズした場合は電源を切り、バッテリーを抜くなどして完全にOFFにすることが必要であり、放置してカメラが修理不能になった事例もあると聞く。Canon公式のソフトではないので、故障や修理などの保証も一切期待できない。個人の責任において使用することが前提。
私は
・EOS 5D MarkⅡ
・EOS 5D MarkⅢ
・EOS 70D
にインストール多カードを用意して使用しているが、70DのMagic Lanternは完成バージョンではないので、動作は極めて不安定。
Magic Lanternは使用にリスクがあり、万人受けするソフトではないがその拡張機能は試してみる価値は十分にある。

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